T2 トレインスポッティングの感想
こんにちは。
すっかり、秋ですね。
久々に映画をを観たからそのことを書こうと思います。
今回は、映画「T2トレインスポッティング」を観た感想を書きます。
「トレインスポッティング」から20年後の話。前作は10年前に鑑賞済み。あれから自分も映画のキャストが月日経った。
映画の観た後、やっぱり報われねーな。と思いました。前作もひどい描写なのは覚えていますが、何年も経って殆どの人が報われていないって。現実ってこんなものんだよね。
流石イギリス映画。現実的な要素が盛りだくさん。
主演の4人は大人になってもクズ。男は変わらない生き物なんだなと痛感します。しかも落ちるとトコトン落ちていく。
その反面、女性はしっかりしている。女性は現実と向き合って、自分の幸せを高めていく生き物なんですね。男性はいかに現実から逃げるか。この違いが「人生を選択しろ。」だと思います。今作の女優さんも今と向き合った強いキャラクターでした。
レントンとシック・ボーイは相変わらず立ち位置。レントンは前作だと新しい生き方を選択したはずなのに。前作はラストに希望があった。けど、今作は現実によくある話を描いてる。戻ってこなきゃ物語は始まんないけど、少しガックリ。
今作のいい所は、ベグビーの家族の向き合い方とスパッドの今後の生き方に希望があったところです。
ベグビーは前作と同様、暴力で人を従わせて、親となり子供と一緒に盗みを働くどうしようもないキャラですが、スパッドのおかげで家族との考え方が変わるところ。
息子と向き合う所です。
大学にも通う息子にも盗みを強要しますが、終盤でほんの少しだけマシな親父になったのは良かった。息子の未来を憂う親に変われた。
スパッドはこれまでの生き方を自伝にして小説を書く。これのおかげでずっとジャンキー生活だったのが、断薬できるようになっていった。スパッドに家でレントンとシック・ボーイがヘロインをやっていた時、彼は麻薬をしてませんでしたし。
人は前向きになった時、転機が訪れる。そう思えるような描写でした。
一応、レントンが帰ってきたおかげで、この一連の出来事が起きるから、レントンが戻ってきて良かったのかもしれない。
レントンのように結局出戻る者、シック・ボーイのように留まり続ける者もいるけど、前作からの男性キャラでこの二人が印象的でした。
男女関係なく、現実からどう向き合って生きていくか。これがこの作品の伝えたい所なんだと勝手に解釈しています。
けどやっぱり、観たくなかったなーと思ってしまうのが正直な感想です。
それでは、また。
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