【漫画 はたらくすすむ】定年退職したおじさんがピンサロボーイ
「はたらくすすむ」読みたかった漫画。
優しいおじさんの奮闘記?再生の話?
妻に先立たれ、娘にも疎まれ、働き口を探したらまさかのピンサロ。
書評でも評判が良く、試し読みで1話読んで、即購入。
1話でやられました。というか主人公すすむに共感して泣いた。
ずるいよ。あんなのみたら続きが読みたくなるじゃないか。
「今度はしっかりするよ!」とすすむさんがあせだくになりながら掃除したらそりゃ泣くわ。
仕事、家庭に諦めている人、冷めている人は読んでみて損はない。
内容はピンクなお店での話だが話は王道。心に響く言葉やコマがある。
あと、エロさを微塵を感じさせないところがこの作品のさらに良い。
生きる活力を与えてくれる稀有な作品だと思う。ファンタジーじゃない現実にある。
お店はある意味ファンタジーだけど。
女性の強さ、逞しさ、優しさ。自分の知らないところで一生懸命に生きている。と、
この漫画は教えてくれる。
そして新しいことを始めるのに歳は関係ない、と読むたびにつくづく思う。
この漫画の言葉を借りるなら、自分で作った規制に自ら縛られている。かくいう私もその1人。だから現状を変えようとし、不慣れな環境でも自分に出来ることはないかと模索する主人公のすすむに心を打たれたのかもしれない。
ただ私が読む漫画や本はそういうものが多い気もするけど。
最近の漫画は多角的な視点、発想を持つ作者が多いのがとても素晴らしいと思う。
漫画も常に「今」面白い。この漫画の次巻が楽しみだ。
今度は私が集めている漫画の話でも書いてみよう。
では、また。